ザンギの年の瀬

 実家で迎える年の瀬である。ちょうど1年前の年末の地獄ぶりとはうってかわってとてつもなく暇で困る。


 2012年はザンギエフ躍進の年であった、と言わざるをえない。この1年の出来事のラインアップは、学歴コンプ(コンプリートの略)、ミンサガレベル5地図発掘成功、2年ぶりくらいに人前でドラムを叩く、ドラクエ発売、ジェネシスの厨房に立つなどのビッグニュースが名を馳せる激動の年であったが、やはり一番大きいニュースを取り上げるとすればザンギエフを挙げることになる。以下、その出来事をうろおぼえ年表形式で見てみよう。

2月ごろ:PP5000を突破。多分上級者といわれるゾーンに片足を突っ込むことに成功した。
3月ごろ:ザンギの王に連コイン(連戦を挑まれる、の意)された後ツイッターでフォローされる
4月ごろ:スパ4関連のフォロワーが増加
7月ごろ:スパ4関連のフォロー数が知り合いの数を超える
9月ごろ:ザンギエフBP20000突破
11月ごろ:したらば深夜&週末大会に出始める。2度目の深夜大会にて優勝。名前がちょっとだけ知れ渡る。
12月ごろ:週末大会で準優勝×2回。またしたらば杯に急造チームで出場、初戦で敗退する。

 
 今年1年が充実した年であったことが伺える年表である。名前がちょっと知れ渡るという点を補足しておこう。大会ではいわゆるニコニコ生放送を通した配信が行われるのだが、大会に出場を重ねることで僕の名前が少しづつ覚えられている。僕はその配信を聞きながら実際は画面を見て戦っているわけだ。その際、配信していただいている方が僕のことを褒めてくれて、これがなんというかとても嬉しいけどものすごく動揺する。試合中の「これは上手い!」なんていう実況はともかく、対戦前に名前が表示された時などに「猛者」とか「この人は強い」とか褒めてくれるのがありがたいけど物凄く恥ずかしい。とは言え、知らない人に上手いと言われるレベルにはなったということだ。今度からどのくらい上手いのと聞かれたら、僕の知らない人が僕の名前を知ってて上手いって言ってくれる程度、と答えよう。
 最後のしたらば杯だけ詳しく書いておきたい。3on3形式でのトーナメント大会でたしか60チームくらいの参加があった。僕は前日に急遽チームを募集しランクマで何度も戦った方と、大会で手合わせした方2名と出場した。2名ともブランカで、先方と中堅を担当して頂き、なんと相手のPP5000近いいぶきと銀のハゲを倒した上で大将の僕へ繋いでくれた。これは仕事をしなければいけない状況だったのだが、相手のPP6000フェイロンにほとんど何も出来ず惨敗し、初めてのチーム戦は終わった。
 このPP6000フェイロンが凄かった。今でも目に焼き付いているが、こちらのすかしヒザに反応してバクステをしスクリューを決めさせるスキを一切持たなかった。かといって攻撃を当てにいったらしっかりガード&対空もする。こちらの対応としては、すかしヒザ後のバクステを確認してからバニを振ってバクステ刈りをする必要がある。しかしそれ以外も、ザンギが差し替えせるしゃが大Pを少なめに撒きながら基本は弱烈火拳の遠目当てで吸われないような完璧な立ち振舞であった。今もう一回戦っても絶対に勝てない、何か僕が新しいものを身につけないと勝てない、と思わせる本物の猛者。まだこういう人がたくさんいる。要は普段ランクマにいない方々が大会には出場する。そうした方々との対戦機会を持つという意味だけでも大会に出場する意義がある。

 来年は酷使したRAPのボタン及びレバー交換からスタートし、ザンギランキング更新を目指して精進したい。